家探しの前に大切なのは家計の把握|後悔しないための賢い家づくり資金計画

この記事はこんな人におすすめ

・これから家探しを始める方
・お金への不安がある方
・無理のない予算で家を買いたい方

目次

家探しの前に、本当にやるべきこと

家探しや家づくりを考え始めるとまず、SNSで情報を集めたり、HMや工務店を調べたり、不動産サイトを眺めたりしませんか。

一階完結型がいい

ランドリールームは必須

1FにWICとSICが欲しい


そんな理想の暮らしを思い描く時間は、とてもワクワクしますよね。

けれど実は、多くの人が最初にやっていない重要な準備があります。それは、

家計の把握(自分たち家族のお金の流れを正確に知ること)

家計は“大体”わかってる

ローンの返済計画は銀行に相談すればいい

今の家賃基準で計画するから問題ない


そう思う方もいるでしょう。

しかし、家計は家づくりにおける土台です。
“おおざっぱ”な土台の上に、この先何十年と住む家を建ててしまって、本当に大丈夫なのでしょうか。

なぜ家計の把握が家づくりに直結するのか

よくある「家計を把握しているつもり」の話

自称「家計は把握している」というAさん。
それでも「なぜかお金が貯まらない」と悩んでいました。

そこで話を聞いてみると、ぱぱっと一枚のメモに毎月の支出(万単位)を書いて見せてくれました。
本人は「この計算だと余剰金が出るはずなのに…なぜか全然残らない」と言います。

しかし内容をよく見ると、気になる点がいくつもありました。

・4人家族なのに食費は月4万円(外食費の記載なし)
・ジム代や動画配信サービスなどの固定費が計上されていない
・突発的に購入した高額家電の行き先が不明

つまり、実際の支出と机上の計算が一致していなかったのです。

なぁんだ、そんなこと。その人がうっかりさんなだけじゃない?と思われる方もいらっしゃるでしょう。
でも実は、このパターンに陥っている方は意外と多いのです。

必要なのは「家計の計画(目標)」ではなく「家計の実態」です。
この「目標家計」と「実態家計」のズレこそが、生活が苦しくなる最大の原因でもあります。

理想の家計で立てた将来設計の危うさ

もし、実態とかけ離れた家計をもとにライフプランを立てたとしたら…それは信頼できる計画でしょうか。
建物にとって地盤が大切なように、家計把握が不安定なままでは、どんなに立派な将来設計も現実では崩れてしまいます。

家計を把握した人・しなかった人の家づくり比較

ここで、あるご家族を、二つの世界線で比べてみましょう。

パラレルワールドA(家計を把握してから家づくりを開始)
パラレルワールドB(把握しないまま家づくりを開始)

前提条件

  • 4人家族(夫婦+5歳・3歳)
  • 今の住まいの家賃は11万円

Aの世界線|家計を把握してから家づくり

  • 毎月・年間の支出を家計簿で可視化
  • 教育費・老後資金を含めた資金計画
  • 「安心して払い続けられる額」から逆算

結果
毎月11万円 × 35年返済
借入総額 約4,130万円(金利0.65%・ボーナス払いなし)

Bの世界線|家計はどんぶり勘定のまま

  • ローンは「通る金額」で判断
  • 生活費はざっくり把握
  • 将来の支出増加は深く考えず

結果
借入総額 約6,500万円
→ 毎月11万円+ボーナス時39万円(金利0.65%)

家計の把握で、物件選びはこう変わる

借入総額の出し方の違いにお気づきでしょうか?
Aでは、家計から支払い額を算出し、借入額を計算しました。
Bでは、年収から借り入れ可能額を出し、そこから支払い計画を立てました。
毎月の支払いは11万円で同じですが、
どの数字を元にして考えたかで借入金額に大きな差が生まれました。

その結果、

  • 選ぶ立地
  • 建物の規模
  • 将来の貯蓄余力
  • 住んでからの生活

これらすべて、AとBでは異なってきます。

家計を把握していなかっただけで起こり得ること

Bでの選択が「間違っている」というわけではありません。
Aの世界線でだって「4130万円では条件に合う家がない」と予算を上げるかもしれませんから。

ただ、もし気付かないうちに、自分たちの許容を超えた住まいを選んでしまったら——

  • 教育費を我慢する
  • 旅行や趣味を諦める
  • 将来への不安を抱え続ける

そんな暮らしになってしまう可能性もあります。

後悔しない家づくりの第一歩は家計簿

家計簿は地味で、面倒に感じることの方が大きいでしょう。

でもこれは、後悔しない家づくりの為の重要な準備 です。

家計を把握することで、

  • 無理のない資金計画
  • 間取りや設備の取捨選択
  • 住んでからの安心感
  • 老後の資金計画

に自信が持てるようになります。

なお、必要なのは一か月分ではありません。
最低でも一年分の支出データが重要です。

まとめ|家探しの前に、まず家計を知ろう

家探しの前に必要なのは、SNSや間取りの情報集めでも、HMや工務店、土地探しでもありません。

家計の把握 です。

地味で面倒でも、せめて一年だけ本気で向き合ってみてください。その努力は必ず後悔しない家づくりにつながります。

“Grow a life of richness and joy”

Kurayuhaは家づくりや暮らしがもっとラクに楽しくなる間取りのヒントをお届けしていきます。

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